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マジンガーZの地下格納庫、銀河鉄道999の地球発進用高架橋、夢を設計する前田建設ファンタジー営業部とは

ドミノ・ピザ月面店建築費用は1兆6700億円 夢を設計する前田建設ファンタジー営業部とは

MONEYzine 9月18日(日)14時0分配信

 宅配ピザドミノ・ピザが月面に店舗を建設する計画を立て、その工事費用について発表した。それによると建設費用は1兆6700億円。設計図には、宅配を終えて戻ってきた社員が服を脱ぐスペース、宅配バイクのメンテナンスルーム、ピザの食材を育てるための植物工場、石の衝撃に対応したドーム構造などもあり、その費用も織り込み済みだ。

 ドミノ・ピザの月面店舗を設計したのは、前田建設工業ファンタジー営業部。同部は、アニメやマンガ、ゲームなどの空想世界に存在する建造物を、実際に前田建設工業が受注した場合、現在の技術や材料で建設するとどのくらいかかるのかを大真面目に試算している。

 たとえば、マジンガーZの地下格納庫を実際に建設すると、予算72億円で建設できるという。プールの底から(実際には汚水処理場らしい)マジンガーZがせり上がってくるシーンを実際に再現する場合、「水槽の底が中央で割れて横にスライドして開くため、その収納スペースが必要になる。だから上から掘るしかないのでは」「発進するたびに毎回落ちてくる水の影響も無視できないので、水の衝撃とマジンガーZの重さを含めてリフトの能力を決めなきゃいけない」など、かなり具体的な議論をし、設計図と見積書を作成している。

 このほか、銀河鉄道999の地球発進用高架橋(メガロポリス中央ステーション銀河超特急発着用)は37億円、機動戦士ガンダムの「地球連邦軍ジャブロー基地」は2532億円、サンダーバードの秘密基地「トレーシーアイランド」は4496億円で、それぞれ建設が可能と見積もっている。

 設計はファンタジー営業部によるミーティング形式で進行し、「プロジェクトX」さながらの展開で、真剣に問題を解決していく。その様子はホームページ上で公開されているほか、マジンガーZ銀河鉄道999のプロジェクトの詳細は「前田建設ファンタジー営業部」(幻冬舎刊)として書籍化されている。

 「夢は実現する」というスーパーポジティブな考えに基づいてスタートしたこの企画は、実際に外部企業から設計を獲得するようになった。これらの事業は見積もりの金額を支払えば、前田建設が実現してくれるらしいので、今後は実際に施行を依頼する企業が現れるかもしれない。前田建設ファンタジー営業部の夢は膨らみそうだ。