世界最大のヘッジファンドと呼ばれる年金資金運用基金(GPIF)。
その運用成績を見てみましょう。
(単位:%)
運用利益率 日経平均 米ダウ 円ドル
2019年 − 5.20 −10.80 −15.50 − 2.50
2018年 + 1.52 − 1.20 + 7.60 + 4.20
2017年 + 6.90 +13.65 +16.60 − 4.50
2016年 + 5.86 +12.80 +16.80 − 0.90
2015年 − 3.81 −12.80 − 6.30 − 0.60
2014年 +12.27 +29.50 + 8.00 +23.80
2013年 + 8.64 +23.50 +12.80 + 9.50
2012年 +10.23 +22.90 +10.30 +14.20
2011年 + 2.32 + 3.30 + 7.20 − 0.70
全体的にプラスであるものの、日経平均などの変動に比べ割安になっています。
運用成績として、いいのか正直よくわかりません。
推測すると、運用自体は積極的な売買を繰り返すのではなく、証券会社に預けっぱなしの運用で、日経平均に連動した成績からリスク分散による平準化と程よく手数料を抜かれていることによる運用成績かと思われます。
ドル円の変動率よりはよさそうなので、ドルベースで考えても、貨幣価値は落としていないレベルの運用といえそうです。
これ以外のデータとして、年金自体による収支と、現役労働者数と年金受給者数の変動率も一緒に比較してみることができればと思います。