ちびちび稼ぐ 初心者の株式投資

アベノミクスの円安政策の次には何が来るのでしょうか。 東京オリンピック以降に冬の時代が来るとして、何の準備ができるのかと模索するブログです。

前引け:連鎖株安止まらず、3月17日以来の8700円割れ

前引け:連鎖株安止まらず、3月17日以来の8700円割れ
 急落。9日の東京株式市場で日経平均株価は震災直後の3月17日以来の8700円割れとなった。前引けの日経平均株価は前日比403.25円安の8694.31円。3日続落。一時は440.77円安まで下げ幅を拡大する場面があった。TOPIX東証株価指数)は6日続落した。米株の急落から売り先行となった。アジア株も軒並み安となっており、世界連鎖株安が止まらない。  寄り付きから売り優勢で始まり、その後も下げ幅を拡大する展開となった。全面安。東証1部の値下がり銘柄数は1600を超えた。値上がり銘柄数はわずかに16。  現地8日のNYダウ工業株30種平均は前日比急反落、前週末比634.76ドル安の1万0809.85ドルと昨年10月4日以来、約10カ月ぶりの低水準となった。2008年12月1日以来の大幅下げで、下落幅は過去6番目だった。S&P500指数は2008年12月以来の大幅な下落率となった。米格付け会社S&P(スタンダード・アンド・プアーズ)の米国債の格下げから売られた。ニューヨーク外為市場では、新興国通貨や高金利通貨の売り戻しが活発化した。ドル・円は77円台後半で推移した。ユーロは急反落。ECB(欧州中央銀行)がイタリア、スペインの国債買い入れを実施したが、欧州株安に連られた。  米系証券では、「世界の株価指数は200日移動平均を下回ったことからチャートは完全に下放れた形となり、すぐには戻らない」としている。同証券では、「これほどの株価急落は世界経済の先行き悪化を示唆している」との見方を示しており、「米実質GDP成長率は米国の大幅な財政引き締め、欧州や新興国経済の減速で下方修正の可能性がある」としている。その上で、「景気回復力が脆弱なうちの米国財政引き締めとECB利上げは大恐慌時の政策ミスを想起させる」としている。  寄り付きの外資系の注文状況は売り越し。売り2770万株に対し買い1390万株と差し引き1380万株の売り越しとなった。金額ベースでは売り328億円に対し買い200億円と128億円の売り越し。