キン肉マンすき家移籍の理由:吉野家の拡大戦略の失敗
味は個人で作れても、値段はシステムがないと作り出せない。
という番組でもコメントされたラーメン界の革命児「びっくりラーメン」の経営が傾き、吉野家がひきとったらしい。
しかし、やはり格安ラーメン路線は、ちと無理があったようです。
吉野家ホールディングス(HD)は18日、首都圏や関西などで展開する「びっくりラーメン」など58店舗の運営から8月末で撤退すると発表した。売却先が見つからなければ店舗を閉鎖する。売り物の低価格路線が本格的なラーメンを好む消費者の志向にかなわず、撤退を余儀なくされた。
1997年に大阪市で創業したびっくりラーメンは1杯180円の「激安ラーメン」として話題をさらったが、急激な店舗拡大などで収益が悪化。事業を運営していた「ラーメン一番本部」が07年8月に経営破綻(はたん)し、吉野家HDが8億円で事業を譲り受けた。
スープやチャーシューの質を向上、価格も250円に引き上げるなど立て直しを図ったものの、ラーメンブームの中で続々と現れた素材にこだわる店に対抗できなかった。