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アベノミクスの円安政策の次には何が来るのでしょうか。 東京オリンピック以降に冬の時代が来るとして、何の準備ができるのかと模索するブログです。

経済成長の期待の大きいインドネシア経済

更なる成長が期待されるインドネシア経済 -日本との密接な関係にも注目 (2012年8月 SBI証券

人口 2億4,800万人を擁し、世界第4位の人口を誇る国であるインドネシア共和国は順調な発展を遂げつつあります。発展の原動力となっているのが、天然ガス、パーム油(バイオディーゼル燃料として利用可)、石炭などの資源の輸出および、旺盛な内需です。2011年の実質GDP成長率は6.5%を記録し、2012年、2013年とも引き続き高成長が期待されております。経済の発展に伴い、一人あたりの購買力を測る指標の一つである一人あたりの名目GDPも増加を続けております。2002年には928ドルに過ぎませんでしたが、2011年までには3,469ドルまで増加しました。この期間で実に3.73倍となりました。

より一層の発展に向けて:経済開発加速・拡大マスタープラン(MP3EI)

インドネシア政府より、2011年に「経済開発加速・拡大マスタープラン(MP3EI)」が発表されました。同プランでは、2025年までに、名目GDPを2010年比で約6倍に増加させ、世界の10大経済大国となる目標を掲げています。具体的には、2011〜2014年の間に年平均6.4〜7.5%、2015〜2025年に同8〜9%の経済成長を達成し、2025年に一人当たり国民所得1万5,000ドル前後の高所得国となることがその目標となります。

購買力の増加により、個人消費は力強い伸びを見せています。一例として自動車販売台数を取り上げますが、2006年1月時点では、月間26,622台であった自動車販売台数は、2012年7月には過去最大の102,512台まで増加しております。右掲のグラフがその推移ですが、文字通り『右肩上がり』に増加していることが伺えます。

余談ですが、伸び盛りのインドネシア自動車市場で大きなシェアを占めているのが日系メーカーであり、マーケットシェアは90%に達しています。今後の経済発展に伴いより一層の自動車販売の伸びが期待されます。